糖質ゼロ、カロリーゼロの甘味料があるのを知ってますか?
甘味料なので、砂糖の代わりに使うものですが、甘いのに糖質、カロリーを摂取しないで済むと人気になっています。
そんな魔法のようなものが存在するのかと疑問に思う方もいるでしょうが、厚生労働省もエリスリトールのカロリーはゼロとの表記を認めています。
エリスリトールの甘さはだいたい砂糖の75%くらいなので、砂糖の代わりに使用して同じくらい甘くしたいときには少し大めに入れる必要がありますが、とても便利です。
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エリスリトールが水に溶ける量
エリスリトールが水に溶ける量は、水の温度によって大きく変わります。
20℃の水に対しては34%くらい(100gの水に34gくらい溶ける) (砂糖は64gくらい溶ける)
40℃のお湯で46%くらい(100gのお湯に46gくらい溶ける) (砂糖は68gくらい溶ける)
60℃のお湯で58%くらい(100gのお湯に58gくらい溶ける) (砂糖は72gくらい溶ける)
80℃のお湯で70%くらい(100gのお湯に70gくらい溶ける) (砂糖は76gくらい溶ける)
砂糖に比べると、エリスリトールが水に溶ける量は、水の温度によって大きく変わることが分かります。
料理に使う場合、温かい状態でエリスリトールを多く溶かした後に冷やすと、溶けていたエリスリトールが溶けきらずに固まって、食べるとシャリシャリした食感になることがあります。
エリスリトールの糖質量表記がゼロではない理由
エリスリトールを実際に購入した方ですと、でも、商品の成分表示を見ると、糖質ゼロになってないよ!と不思議に思うかもしれません。
これには理由があります。
エリスリトールには、確かに糖質は含まれています。(というか、エリスリトールは100g中99gは糖質です。)
しかし、エリスリトールの糖質は体の中に入っても、代謝されずに体外に排出されます。(簡単に言うと。詳細はのちほどお話します)
つまり、エネルギー(カロリー)に変わらないのです。
厚生労働省もエリスリトールの糖質のエネルギー換算を
1g=0kcal
としています。
エネルギー換算は、一般的に次の式で表されます。
糖質1g=4kcal
タンパク質1g=4kcal
脂質1g=9kcal
これは食品ごとに、体内に入った時の吸収率は違うけど、全ての食品を吸収率まで調べるのは大変なので、平均的な数値を出したものです。
とはいえ、ほとんどの食品は実際にこれくらいの数字になりますから、エリスリトールの糖質が体に入っても0kcalなのは、かなり特殊な例外です。
エリスリトールが糖質ゼロというのは、正確には、体内でエネルギーに変わる糖質がゼロという意味だったのです。
本当にエリスリトールの糖質はエネルギーに変わらないのか?
色々な学術論文を読んで勉強したところ、エリスリトールは摂取した90%以上が代謝されずに尿中へ排泄されます。
残りの10%以下のエリスリトールは、大腸で腸内微生物により発酵されて短鎖脂肪酸に転換されます。
仮にエリスリトールの糖質の10%が代謝されるとすれば、通常の糖質の1/10の0.4kcal/gになりますが、大腸で発酵されるため、そのエネルギーは約半分に減ります。
つまり、エリスリトールが人間の体に入ったときにエネルギーに変わる量は、0.2kcal/gほどと計算されます。
この0.2kcalという数字の小数点第一位を四捨五入して、厚生労働省はエリスリトールのエネルギー換算値を0としているのです。
なので、正確にはエリスリトールの糖質を摂取したときのカロリー数はゼロではないので、本当に完全にカロリーをゼロにしたい人は注意しなければなりません。
ただ現在のところ、エリスリトールは各種の甘味糖質の中で最も低エネルギーのものとなっています。
エリスリトールは血糖値を上昇させずインスリンも分泌しない
エリスリトールの糖質は、わずかではありますが0.2kcal/gほどエネルギーに変わることをお伝えしましたが、じゃあわずかでも血糖値を上昇させるものだと思いますよね。
それがエリスリトールの糖質は、エネルギーに変わる量がわずかであることとプラスして、性質的にも血糖値を上昇させないものなんだそうです。
このあたりは専門的な内容で、論文を読んでもよく理解できませんでしたが、エリスリトールの糖質は血糖値を上昇させないと考えてよいようです。
エリスリトールの味と虫歯予防
虫歯になるのは虫歯菌が砂糖を基にして不溶性グルカンを生成することが原因になっています。
エリスリトールでは、虫歯菌が不溶性グルカンを生成しないので、虫歯になりにくいです。
(キシリトール入りのガムが虫歯になりにくいのと同じです。)
エリスリトールの味ですが、味覚が敏感な方ですと、少し清涼感と言いますか、スースーするように感じるかもしれません。
キシリトール入りのガムを噛んでいると、スースーするような感覚です。
コーヒーや料理に混ぜると感じにくくなるので、感じるかどうかは個人差があります。
エリスリトールの副作用の下痢
エリスリトールを大量に摂取すると、お腹を下しやすくなる(下痢)という副作用があります。
キシリトール入りのガムを食べていて、トイレに行きたくなったことはありませんか?
エリスリトールにも、同じような副作用があります。
私もエリスリトールを砂糖の代わりに使用していますが、個人的には下痢しやすくなるというよりは、催す(トイレに行きたくなる)ことがある程度の感じ方です。
(毎回、トイレに行きたくなるわけではありません。)
糖質制限する人が摂取する甘味料としてエリスリトールが最もおすすめ
ここまでエリスリトールの性質について、お伝えしてきましたが、現状、糖質制限をする人が甘いものを食べたくなった時に利用する甘味料として、最もおすすめなのはエリスリトールだと私は考えています。
ときに、糖質制限をしていると甘いものを食べたくて辛くなる時もあるかもしれませんが、エリスリトールはそんな時にとても大きな助けになってくれます。
エリスリトールを食生活に取り入れてみてはどうでしょうか。
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