スーパー大麦バーリーマックスは、オーストラリアで開発された糖質を減らして食物繊維を補給できる大麦です。
スーパー大麦バーリーマックスの凄さの秘訣とは何なのか?どんな効果があるのか、1日の摂取量やレシピなど食べ方を解説しますね。
Contents
スーパー大麦バーリーマックスとは
国民の肥満を原因とした病気を予防・改善すべくオーストラリアが国をあげて開発したのが、スーパー大麦バーリーマックスです。
国家予算をつぎ込み、オーストラリア連邦科学研究機構(CSIRO)が10年という月日をかけて開発しました。
スーパー大麦バーリーマックスの成分。もち麦の2倍の食物繊維
スーパー大麦バーリーマックスは食物繊維が豊富で、大麦・押麦の約2倍、玄米の約7倍、白米の40倍以上含んでいます。
お米に混ぜて食べる雑穀では、もち麦はかなり人気ですよね。
糖質を減らして、不足しがちな食物繊維などの栄養を補給できるからです。
そのもち麦と比べても、スーパー大麦バーリーマックスの食物繊維量は約2倍となっています。(100gあたりの総食物繊維量)
もち麦は「β-グルカン」という食物繊維が豊富で、強い粘りをもつのが特徴です。
この粘り気が食事の消化吸収をゆっくりにしてくれると言われています。
スーパー大麦バーリーマックスも、このβ-グルカンが豊富です。
それだけではありません。
バーリーマックスはレジスタントスターチが豊富
さらにβ-グルカンだけでなく、「レジスタントスターチ」、「フルクタン」といった食物繊維も豊富です。
「レジスタントスターチ」は、消化されにくい難消化性でんぷんです。
最近は、テレビなどマスメディアで紹介されたこともあって、その健康効果が注目されている成分です。
このレジスタントスターチを豊富に含んでいる食品を「ハイレジ」食品と呼ぶことがあります。
より長く、ゆっくりと消化されるため、他の食品では届かない腸の奥まで届きます。
腸活に良い働きがあります。
このレジスタントスターチとフルクタンは、一般的な大麦にはほとんど含まれていない成分です。
「フルクタン」「β-グルカン」「レジスタントスターチ」の3種類の食物繊維は、腸内の善玉菌の大好物で、腸に届くとエサとなって善玉菌を増やします。
しかも、分子の大きさの違いから、それぞれ分解スピードが異なります。
フルクタンは分子が小さいため腸の入り口ですぐに善玉菌のエサになります。
一方、β-グルカンは腸の中ほどでエサになります。
分子が大きく不溶性のレジスタントスターチはゆっくり発酵分解されながら腸の奥まで届きエサになるのです。
つまり、腸全体にまんべんなく善玉菌のエサが届き、腸内環境の改善に大きな期待が持てるのです。
食物繊維の質と量がスゴイのがスーパー大麦バーリーマックスです。
スーパー大麦バーリーマックスの効果
バーリーマックスを主食とすることで、糖質を減らして食物繊維の摂取量が増やした食習慣を実現できます。
これにより、肥満の予防・解消に役立ちます。
便秘解消の効果も期待でき、実際に私もその効果を実感しています。
食物繊維が豊富なので、
- 食後の血糖値の急激な上昇を抑制
- 脂肪吸収を抑制
といった働きもあります。
バーリーマックスは1日どれくらいの量を食べればいいのか
バーリーマックスは、100gで21.6gの食物繊維が含まれています。
日本人は平均すると、1日に食物繊維が5g程度不足していると言われています。
5gを補給するためには、バーリーマックスを1日20g程度食べたほうが良いでしょう。
スーパー大麦バーリーマックスの食べ方
火を通さずに、原麦のままバリバリ食べることもできなくはないです。
ただ食べにくいですし、あまり美味しくはないです。
火を通して食べるのが通常で、ご飯と一緒に炊いたり、茹でたものをサラダに混ぜたりといった食べ方をされる方が多いです。
個人的には、ご飯と混ぜて炊くのがいいかなと思います。
私もそうやって食べました。
バーリーマックスはプチプチ系の食感がします。
さきほど紹介したもち麦はモチモチ系の食感なので、ご飯にもち麦もバーリーマックスも入れて混ぜて炊くのが美味しいです。
他の雑穀を混ぜるのもいいと思います。
バーリーマックスの炊き方は、
お米2合にバーリーマックス30g(大さじ2杯)を足して、水の量もお米2号分より約50ccくらい足して炊くのがいいですよ。
好みで水の量は調節してもらってOKです。
スーパー大麦バーリーマックスのレシピ
8~10分ほどバーリーマックスを茹でます。
茹でたバーリーマックスをサラダに混ぜたり、ヨーグルトに混ぜたりして食べるとアクセントになって美味しく食べられます。
スーパー大麦バーリーマックスがファミマのおにぎり
コンビニのファミリーマートでバーリーマックス入りのおにぎりが販売されています。
私も食べたことがありますけど、こちらも食べやすかったので自炊するのが面倒な時や、外出先で手軽にバーリーマックスを食べたい方にはオススメです。